大阪大学 大学院 行動生理学研究分野

学部教育について

学部提供科目について

学部生に開講している講義科目と演習科目は以下のとおりです。

講義科目

  1. 行動生理学: 行動の生理学的基盤についての基礎事項を紹介します。
  2. 学習生理学: 学習・記憶の脳メカニズムについて解説します。
  3. 感覚生理学: 感覚の神経メカニズムについて解説します。

演習科目

  1. 行動生理学演習Ⅰ:
    行動の生理学・神経科学に関する基本的な英語文献(教科書・解説論文)を輪読します。
  2. 行動生理学演習Ⅱ:
    行動神経科学に関する学術論文等を輪読します。グループごとに分担して、英語論文の内容を紹介してもらいます。

実験実習

  1. 実験実習Ⅰ: 行動の生理学に関する基本的な実験を体験してもらいます。
  2. 実験実習Ⅱ: 本研究分野で用いられている主要な実験手法を学びます。
  3. 実験実習Ⅲ: 学部生ごとにテーマを決めつつ、実験手法の習得を目指します。

配属学部生の研究テーマ

味覚・嗅覚に関連した研究テーマやそれらの感覚に関連した行動の分析を行いつつ、卒業論文の作成を目指します。

令和4年度の卒業研究の概要は以下の通りです。

  1. 条件性風味選好におけるデザート効果と満腹感に関連する消化管ホルモン
  2. 味の情動的評価と消化管ホルモンの働き
  3. 苦味嗜好の形成・維持の行動メカニズム
  4. AI・深層学習を応用した動物行動の自動トラッキング法による味刺激摂取行動の特徴量抽出とその変容

これ以外の研究テーマにも柔軟に対応することもできます。各テーマの選定は教員との相談しながら行います。

研究分野の基本方針

「教員と二人三脚で研究に取り組みます」

  • 主に動物(ラット・マウス)を対象とした実験を行います。
  • 教員のアドバイスを受けながら、個人の興味に基づいて研究テーマを決めます。
  • 研究の立案から卒業論文の作成まで指導教員がサポートします。
  • 人間科学部の他の研究分野に比べて「忙しい」というイメージを持たれがちですが、研究テーマによっては実験の時間帯や期間は異なるので、個人のさまざまな事情(居住地など)にも配慮しながらテーマ設定や実験内容は柔軟に考慮します。
  • 化学や物理の知識が無くても必要なことは教えます。
  • 統計やパソコンが苦手でも教員がサポートします。
  • 学部学生の達成目標
    • 自らの研究に用いた方法について、それを選んだ理由や必然性、科学的な妥当性を説明できる。
    • 毎月のプログレスレポート、卒論・修論中間報告会および卒論・修論最終報告会などでのプレゼンテーションで自らの研究テーマの進捗状況や得られた結果、それらへの考察などについて過不足なく分かり易く説明できる。
    • 適切で、かつ、分かり易い図表を作成することで、アイデアや分析結果が示す内容を必要十分に伝えることができる。
    • 記載情報の順序や論理的展開に不備や過不足がなく、かつ、読みやすいプログレスレポートや卒業論文を執筆できる。

卒業までのスケジュール

<3年生前期>

  • 実験実習Ⅱ(金曜3~5限):
    研究室で行なっている研究の内容と実験手法に関連した基礎を学びます。データの図示法や統計分析法なども学びます。
  • 演習(火曜2限) :
    英語の教科書や解説論文を輪読してもらいます。

<3年生後期>

  • 実験実習Ⅲ(金曜3~5限):
    研究テーマを決めつつ、初歩的な実験手技の習得を目指してもらいます。
  • 演習(火曜2限) :
    英語の論文を輪読したり、内容をまとめて発表するためのスキルを学びつつ、研究のための論理的思考法や表現力を養うことを目指してもらいます。

<4年生>

  • 卒業研究:
    個々人のテーマを具体的に決め、実験に取り組んでもらいます。
  • 卒業演習:
    各自の研究テーマに関連した英語論文を読んでレジュメを作成し、研究室抄読会(Journal Club)にて発表してもらいます(月1回程度)。
  • 研究室セミナー(金曜午前):
    毎月一回、卒業研究の進捗状況(Progress Report)を報告してもらい、研究室メンバー全員と研究内容について議論・情報交換を行ってもらいます。

人間科学部行動生理学研究分野への3年次編入学を目指す皆さんへ

行動生理学研究室への第3年次編入試験についてはこちら

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